大原美術館昼間にすこし時間ができたので大原美術館に行ってみた。倉敷にはもう四年も通うのに、はじめてだった。
期待よりもはるかによい経験だった。私がまだ小さい頃になじんだ名画というのは、かなりのものがここにあったのだということをはじめて知った。むかし美術の教科書に載っていたのはかなりのものが、ここの収蔵品だったのだ。それはそうだ。あの貧しい時代に、海外取材など教科書のためにできるはずがない。
あまり昔の作品はなく、印象派以降の作品が主であるが、充実している。しかも特定の作家に偏らず満遍なく集められている。個人収蔵のものとしては不思議な集め方で、最初から美術館を意識して集めたものだろう。名画、とい
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