N響09年2月演奏会(2009年2月8日)交響詩「我が祖国」というのは6曲の交響詩からなる組曲、という認識だった。その2曲目の「モルダウ」が日本では特に有名で、学校教育で鑑賞することになっていると思う。私も、そのようにして、この曲を知った。ただ、6曲がどのような曲なのか、はよく知らなかった。すでに何度も CD で全体を聞いているにもかかわらず、である。
しかし、この日の指揮者ラドミル・エリシュカは6曲を一つの全体として見事に演奏、提示して見せた。いかにも、典型的なチェコ人、プラハにはどこにでもいそうな、そんな風貌の指揮者であり、すでにかなりの歳であるようにも見えたが、提示して見せたのは愛するチェコを歌い上げたスメタナの心だったように思う。
揺れるテンポ、やや大げさなパウゼ。終結へ向けてアッチェルするそのテンポ設定。楽譜指示よりは補強された管編成。いずれも組曲全体をまとめるための手段であり、このことによって、私は初めて、この6曲が極めて
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