ひとり旅は楽しかつて中央公論に掲載された著者の旅に関する随筆をまとめたもの。この著者の作品は外に「ドイツ町から町へ」「なぜかいい町、一泊旅行」というのを最近読んでいる。旅に関する随筆ではこの人の作品は大変に面白い。一体どういう人なのかと思うが、そんなことは知らなくてもいいのだろう。
「のんびりするには勇気がいる。知恵がいる。我慢がいる。」「旅に出られる日は、いつもあるとはかぎらない。人生の特別の祝日であって、なるたけ帰りの日や時間を気にしない。」などと旅の達人でなければいえない言葉がちりばめられている。
これまで読んだ本と同様、著者の博識には驚かされるし、それに支えられた文章は大変に興味深い。こういう文章を書いてみたいものだ。
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