本当の喜び

 最近の原油高の高騰などで、交通機関の発達している都会よりも、車に頼らなければならない田舎の方がより一層打撃を受け、一層の格差拡大につながっています.

 しかし、経済の格差が幸せの格差になっているでしょうか?

 本当の喜びとは何でしょうか?

 大きな家に住むことや、高級車に乗ることや、大きなテレビを買えること、海外旅行に行ったり、貯金がたくさんあることが喜びでしょうか?

 私なりに、本当の喜びとは何かと考えると、それは自分以外の誰かのために何かをして、そのことを本当に喜んでいただいたときだと思います.

 親にとっての一番の喜びは、子どもの笑顔です.だからと言って、子どもに物を買い与えることが子どもの本当の喜びにはなりません.

 「与奪」という言葉があります.この言葉は、与えることによって奪うことを表した言葉です.

 現代は、子どもに何不自由なく買い与えて、逆に子どもの生きる力を奪っている時代とも言えるのではないでしょうか.

 あるお金持ちの子どもが、中学生の時に、「お前の望むものは何でも買い与えてきたのに、何の不満があるのだ」と言った父親の言葉に対して、「父ちゃんの背中を見ていると、全て金ばっかりやないか」と言って、父親を突き飛ばして泣きながら外に出て行ったと聞きました.

 左鐙に住む農業を専業とするある若者は、子どもの時の一番の楽しみは、父親と山の上のわさび棚に行って、周囲で遊んだり、魚を釣ったり、弁当を食べたりすることだったそうです.そのことが父親の後を継いで農業を志す原点になったと聞きます.

 たとえ貧しくても、親が子どもに対して、真の愛情を注いで育てたことが、実は子どもにとっての一番の財産であり、それが本当の喜びだと思っています.

日記・コラム・つぶやき
2008/07/06




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