通じるもの2ヶ月くらい前だろうか。
職場に海釣りに行くオヤジ並みのクーラーボックスを抱えた若いギャル風な女の子が職場に出現した。
ちょっと訛っていて、いきなり『責任者の方はいますか?』
と。
『いません』
と即答するや否や、おもむろにクーラーボックスを開け始めた。
『今、とてもおいしい大福をご案内中です。実はこの大福は京都発祥のもので、関東では売ってないんです。でも今日はとてもおいしいこの大福を関東の方にもお召し上がり頂きたく、お伺いしました。2種類あります。皮が違うんです。1パック525円で、3パック以上買って頂けたら消費税分をサービス致します。いかがですか?』
『セールスかよ?』
と思った時点で私は種類違いの物を1パックずつ買っていた。
計1050円也。
味は…普通の大福…。
回りの職場仲間にバカにされる。
『騙されやすいんじゃないの?気をつけた方がいいよ。』
と。
昨日。
職場の休憩室のテーブルに同じ大福が1種類ずつ2パック…
まさか…
『あの大福誰!?』
『………はい……私です………』
ボスがハニカミながら挙手。
運命を感じた。
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