「職業としての学問」マックス・ウェーバー著
「職業としての学問」(河出書房「世界の思想」18)
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大学の1年目の最初の学期に読んだ本を、40年ぶりに読み直してみました。
ウェーバーは、
「物事の本質」を最短距離で掴み、
分かりやすい言葉で説明ができる史上でも有数の天才だな、と、感嘆しました。
今回感心したのは、次の2点です。
第1点は、
先ず、「進歩」について、
ヘーゲルみたいな馬鹿をいわないで、
「無限に進歩するものだ」と、
その本質を簡潔に述べておられるのは、さすがだと、感心しました。
次いで、「学問の性格」を、
永遠に進歩する故に、現在の業績は、将来追い越される性質があり、
この追い越されることを目的とする営為であるし、自分も覚悟している、
と、記述されておられます。
これは、なかなか認めにくいことを、ずばっと言い切っておられて、
ウェーバーが、世紀の大学者たる所以だな、と、感心しました。
逆に、
「ことの本質」、言い替えると「真理」を述べている業績は、
無限に進歩する学問の中で、いつまで経っても価値を失わず、
永遠の生命を持ち続けるものだと思います。
ウェーバーが、
「学問は、永遠に進歩するものだし、自分の業績も また、追い越されるものだ」
と、言ったことにより、
本書(正確には本講演)が、永遠の価値を持つに至ったと思います。
時代が経っても追い越されることなく、燦然と聳え立ち続ける「不朽の名著」というものを、
ウェーバーは、「そういうものはあり得ない」と否定することによって
証明されておられるのだな、と感じました。
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