「古代文化没落論」 及び ローマの滅亡 再論

マックス・ウェーバー著

「古代文化没落論」(河出書房「世界の思想18」)

                                

          **********

               

マックス・ウェーバーを読みたくなって、学生時代の本を引っ張り出しました。

              

見事なローマ帝国論で、流石はウェーバーと感心しました。

         

また、堀米先生の翻訳も読みやすく、

本当に歴史を分かっている人が翻訳すると、このようにわかりやすい翻訳となる見本みたいな 見事な翻訳でした。

               

ウェーバーの論旨は、次の通りだと思われます。

            

 ローマが拡大して、奴隷が流入するようになって、

 自由なローマ市民による自由経済が、

 元老院階級が代表する 大土地所有者 の 奴隷を使用した不自由経済 に

 敗退して、没落した。

        

 巨大な家内奴隷経営 の 不自由な労働の集結のプロセス が 進行したが、

 この奴隷労働による 市場向けの生産 が、増加することにより、

 交換経済の上部構造に、

 無交換的需要充足 という 構成を持った 下部構造 が 入り込んできた。

            

 帝国の膨張がストップした後は、奴隷経済が萎縮し、

 自給自足の中世の荘園的な経済に移行していった。

                

              

ウェーバーを読んで、

ローマ史 や ローマの滅亡に関して、次のような感想 を 改めて持ちましたので、ご紹介させていただきます。

              

             

ウェーバーが指摘するような要因により、

共和政までのローマを担ってきたローマ市民が、ローマを担う力を喪失したから、

カエサルが、共和政より君主制に移行しようとしたのだろうと思われます。

             

ブルータスは、

カエサル が、共和政をなくそうとしている、と非難して、暗殺しましたが、

共和政 を なくしたのは、

(1/4) 次»

Blog Selection | ローマ、ビザンツ | 読後感
2009/03/18




コメント(0)|コメントを書く

カテゴリー一覧
最近のコメント

このブログを友達に教える

コミュニティ | 有名人・芸能人ブログ | ケータイ占い | ケータイ小説 | 掲示板


画面TOP↑


powered by cocolog