煮ても焼いても食えない作品 予告編

「煮ても焼いても食えない作品」が3つある。
「煮ても焼いても食えない」とは、良い意味では「その作品に非常な魅力を感じるが(そして多くの演奏を聴き比べするが)その魅力の正体が分からない作品」の意であり、悪い意味では「そもそも、その作品は失敗作ではないかという疑念を抱かされる作品」の意である。それらの作品は下記の共通点を持つ。

1. 長い
2. 最初のテーマが最後に再現される
3. 2. に関連するが「(音楽が)最後に最初のテーマへと回帰するため最初から答えが見えるか、あるいは最初から答えが見える構造になっているので何度も聴いているうちに面白くなくなる」あるいは逆に「言いたいこと(答え)が分からなくなる」

もったいぶらずに書くが、その3作品とは、

1. ゴルトベルク変奏曲
2. 楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》
3. ブルックナー作曲交響曲第8番ハ短調

これらの作品の共通点は上記3つ以外にもう一つある。

4. 決定盤が見つからない。

ただし、ブルックナーの8番については、決定盤の目星はついている。また、ブル8は、少なくとも失敗作ではないことも分かってきたし、また、その魅力を素直に受け入れることができるようになってきた。そして、あと、もう少しのところでその作品の良さを言葉で言い表せそうである。

それぞれの作品の演奏の聴き比べについては下記のとおり。

1. ゴルトベルク変奏曲(18種類)
私は、ディナースタインイサカーザの演奏が良いと褒めたが、その後、作品に対する考えが変わって、その二つが決定盤であることを確信できなくなった。

2. 楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》(13種類)
1937年のトスカニーニ以外はどれも良くない。そしてそもそもトスカニーニ盤もまた録音が古すぎて(音質が悪すぎて)、評価不能であると言わざるを得ない。

3. ブルックナー作曲交響曲第8番ハ短調(30種類)
ブル8は良い演奏が多いと思う。むしろこの作品は聴いても聴いても聴き尽くせ

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音楽
2009/06/17




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