ベートーヴェンの《ミサ・ソレムニス》作品123を聴き比べる(3)



Beethoven
Missa solemnis, op. 123
Helen Donath, Sopran
Brigitte Fassbaender, Alt
Peter Schreier, Tenor
John Shirley-Quirk, Bass
Chor des Bayerischen Rundfunks
Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
Rafael Kubelik
1977年3月10日、ライヴ録音、ミュンヘン、ヘルクレスザール
ORFEO

演奏時間 80'34

ベームのミサ・ソレムニスにおいて、アナログで録音されたものは、やはり、アナログで聴かないとダメとかなんとか考えたのがばからしくなるような明快な演奏。これは、ベーム盤が持っていた欠点をすべて逆に考えればいいと思う。

独唱者が上手い。
合唱が上手い。
音楽の組み立て方が上手い。

たとえば、ベーム盤の楽章間のコントラスト、すなわち、私が「グローリア、クレド」と「サンクトゥス 〜 アニュス・デイ」の「動」と「静」の対比とか書いてたのが意味なく思えてくる。ベーム盤には陰影とか隠し味があるように聞こえて、実際はそうじゃないことがわかる。ベーム盤は失敗作だ。もともと《ミサ・ソレムニス》という作品には陰影はないのだ。
ベートーヴェンは、第九にしても、このミサ・ソレムニスにしても、やはり楽譜の通り演奏すれば良い演奏になるような気がする。

繰り返し書くが、

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ベートーヴェン | 音楽
2008/10/06




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