いじめ自殺に思う

 いま不登校の子どもより、学校に登校している子どもが危ない!

 いじめを受けながらも、休まず登校している子どもがたくさんいる。相談する人もなく、親にも話せない、いや話してもわかってもらえないと、はじめからあきらめている。どうせうちの親は「そんな弱気なことでどうする」とか「やられたらやりかえせばいい」とか言って、「がんばっていきなさい」となってしまうのが目に見えているから、言えないし、休みたくても休めない。どこの家庭にも起こりうることだが、子どもはだれにも相談できないとわかると、不安で小さい心ははりさけそうになり、絶望的になり、死のうと決断する。

 決してコミュニケーションを自分から拒んだわけではない。自殺する前に書き残したメモには「わたしのこと、いまでも嫌いですか」とある。できればもういちど楽しい友達関係にもどりたいという願いを最後まで持ち続けている。しかし、これまでなんども挑戦して、無視され、排除され、ののしられ、もうそれはかなわないことだとわかると、希望の灯は力を失い、死を選ぶしかないと判断する。子どもにとって、学校がすべてで、他に選択肢がない。学校に行けなくなるなら、死んだほうがましと考えてしまう。

 子どもたちを学校の従僕にしてしまった大人たちの責任は大きい。これからは家庭の中で、子どもが気軽に学校を休めるような訓練をしておくことが必要だろうと思う。

経済・政治・国際
2007/01/16




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