勉強マニア

 最近、面白い人を面接しました。
 履歴書の半分ほどが、資格や研修などの履歴で埋め尽くされていたのです。それに、職歴も多彩で、第一印象は、個人的な勉強をしているけれど、その人にとってそちらがメインで、仕事はその学費を稼ぐためなのかな?と感じてしまいました。

 実際の面接では、本当に自分の興味のことしか話さない感じで、私自身はとても勉強になったのだけれど(面接でも、かなりマニアトークが出来る自信があります)、一緒に仕事をするのは難しいという印象を持ちました。

 その人は、今までその手の講習の受講料として、1000万以上を注ぎ込んでいると言っていて(履歴を見ても、たぶんそれくらい費用はかかっているはず)、それを控えめに自慢していたのですが、話を聞いた限りでは、その勉強したことを、職場等で実践して結果を出しているという感じではなかったようでした(何とかボランティアで導入してみましたというレベル)。
 その理由を聞いてみると、私はまだまだのレベルなので、そんな状態で誰かに教えたり、お金を貰ったり出来ないですとの回答でした。でも面接では、こちらがして欲しいと期待する仕事の話はそっちのけで、私はこういう仕事をしてみたいのですと希望ばかり・・、でもそれを自信を持って出来る程ではないし・・、うーむ。
 一体この人は「いつ」自分のしたい仕事を出来る日が来るんだろう?と不思議に思いました。自己アピールのつもりが、自己アピールになっていない、そんな面接でした(個人的には面白い人なんですけど)。

 まあ、自分のお金をどう使うか?なんて、本人の自由だとはわかっていますが、なんとなくもったない使い方だなぁと思ってしまう。

 というのも、ある程度勉強したら、その知識をベースにして、仕事か趣味かはその人の必要度にかかってくるだろうけど、それをサービスに利用したり、後輩を育成することに、その知識を使った方が、世のためになるだろうし、その人の価値というか、会社や家族で大事にされる度というのか、上がっていくだろうと思うのです。

 一生懸命勉強しているのはわかるけど、それを上手く活用出来ていない?その結果、会社でもそのうちに「お荷物」扱いとなってしまって、知識や情熱はあるのに、会社はそれを評価してくれないと、本人は鬱憤ばかりがたまってしまう。
 でも、こういう自己アピールをしているうちは、普通の会社なら採用を敬遠するはずで、敬遠したくても敬遠出来ない事情のある会社が内定を出すことになり、そういう会社は、残念ながら時間も人員も余裕のない状態でサービスを行っている事が予想され、自分の勉強を実践出来る機会がまた遠のいてしまうという悪循環に陥っているような気がするのです。

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学問・資格
2009/06/03




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