マリアと縁の深いヨハネは二人いて、その祝日が同一など少なからぬ因縁が
ありますが、同じようによく似たふたつでマリアに密接する植物に杉:
レバノン杉と糸杉があります。
図像における区別や混同など興味深い点も多く、さらに別のマリア象徴:
園や泉、井戸などを配すると(実在しないが、図像学を説明する上では
好都合な)「独特なマリアの園」ができそうです。これはアンドレ・マルローの
「空想美術館」に倣えば「空想図像学」ともいえそうです。
話が脱線しそうですが、ダヴィンチの謎めいた「ヨハネ」などの例も
ある通り、マリアとヨハネの「顔」の類似などを追及すれば
「キリストの愛した母(弟子)」の共通項もみえるでしょう。
マリアの象徴やアトリビュートが一同に会した図像は中世に多くみられ、
その過多のうち、足元の月や雲のみが残ったのが有名なムリリョらの
「無原罪の御宿り像」です。21世紀の新たなマリア像を模索するとしたら、
こうした新たな純化にヒントがあるかもしれません。
以上はとりとめのないおしゃべりでしたが、~~の図像学、として
マリアを巡る人、ものの紹介は続けたいと思います。
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