マリアを巡る人物の図像学としては、イエス・キリスト、両ヨハネ(洗礼者ヨハネはその
幼児期にマリアと共にあり、福音書記者ヨハネはマリアの晩年にマリアと共にあった)
が三大図像学といえるでしょう。
女性像としてはよく比較されるのはマグダラのマリア、エバ(アダムとエバのエバ)ら
でしょうが、ここではあえて擬人像である「カリタス(愛、三神徳のひとつ)」
その授乳する姿は授乳のマリアを彷彿とさせる、を挙げます。
まず、イエス・キリストについてですが、チャペル・ニュースの
61回に及ぶ「イエス像の変遷」があります(1974年12月から
1981年2月)。そのすべてがマリアに関するわけ
ではありませんが、たとえば(13)では東方キリスト教界のイコンとして
聖母子像を2つ図示しています。
ヨハネについて、福音書記者ヨハネについては三浦アンナ著
「藝術におけるヨハネ」(岩波書店)がありますが、
洗礼者ヨハネについては日本語でまとまった文献はないようです。
マリアと幼児イエスを論じる際に登場するだけでなく、成人としても
群像があり順次採りあげたいと思います。何となればその祝日が
8月29日と個人的に関係ある日でもありますので。