1990年までの執筆済み分に未見、または記述が不足と考える、
「マリア検索図鑑」の項目を50音順にリスト、コメントしていきます。
「アプシス」ではビザンティンの記述はありますが、そのイタリアへの
伝播の過程として、イタリア、シシリアの二作例、
チェファルのドームの作例(1148年頃)、
モンレアーレの作例(12世紀後半)をリストします( ML1、208 )
「アルブレヒト祭壇画」はその一例のみを、服飾、ファッションとの関連で
述べましたが、
「中世のマリア論の集大成」という意味で図版、記述が多く必要です
(~~の女王、という様々な図像タイプで、マリア像を囲む聖人群の
階層の分類に役立つ) ML1、90や Aurenhammer 展覧会カタログ、など
他文化の受容、継承を論じる概念としてAkkomodation ML1、69は
ギリシア神話の女神の神殿がマリアの教会に変えられたり、
樹、石、水源(泉など)という三大要素のいずれかがある地母神の聖地が
マリア巡礼地に変えられたり、ラテンアメリカでインディオの地母神信仰が
マリア信仰に置換されたり、といった例があります。
( あ の項目 続く )