原色美女図鑑

いわずと知れた、週刊文春のグラビア連載で、総集編の回をスクラップしている

人も多いと思います。マリアを「美女」と称するのが適当かわかりませんが、

少なくとも「現実の」女性美に対して、過去2000年の「女性美」の一翼を担う

ことは確かです。その際も慎み深いその「美」は原色というより

セピア、モノクロの世界がふさわしいかもしれません。実際、マリア彫像の

白黒写真を見て実物はさらに美しいと思っていると、カラー図版に出会った

時、そのどぎつさ、色の落ち、剥げ(絵画と違い、原型の保存はほぼ不可能

でしょう)に落胆することが多々あります。

 図像学的観察にはむしろ白黒、スケッチ(線描)が適していることも

あるようです。なおマリアについて、その顔、ディティールを集めた

「原色美女図鑑」に近いカラーページがウンベルト・エーコ

の訳書「美の歴史」に載っており、同種の自分なりの選択をしたい

という欲求を起こさせてくれます。

文化・芸術
2007/03/08




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