標準的な図像分類システムiconclassはマリア像を9区分しています。(11F1 〜 11F9)
これと本ブログで採用しているBGR 分類を比較しながら分類が微妙な図像に言及して
いきたいと思います。
F1の象徴と予型、はRBのアトリビュートにほぼ対応します。この3つは違うものですが
ほぼマリア・イエス以外の事物と言えます。
F2、3はイエスを伴わないマリアのグループですがBGRはこの区分は優先していません。
イエスの有無で区分してしまうと同種の図像が分断されてしまうからでたとえば
守護のマントを着たマリアではイエスの有無は副次的な区分とすべきです。
F4〜F7はいわゆる聖母子像でマリアと幼児イエスを含む図像です。F5は
空に浮かぶ、または雲の上とありこれはGBR王座が消え、雲の上、にほぼ対応します。
そしてF6が他の人物を伴う聖母子でGB王座、の一部です。
F7は聖母子像の特徴を幼児イエス、幼児イエスとマリア、マリア、その他に分けて
分類しているのでRG イエス RR マリア にほぼ対応します。
イエスとマリアの関係はRGに間接的に含めました。その他、は幼児としてのヨハネ
が一例に挙っていますので二人以外の主要登場人物と解せます。
こうしてブログ前回のヨハネに繋がってきます。
F8は奇跡、出現、伝説という別種の分類で生涯像とも関係してきます。
F9は崇敬で具体的には聖心、と聖遺物、が挙っていますがBGRでは
RRB 服飾(聖遺物も含む) RRG 本人、体各部 に含めています。
このように異同を列挙して該当作例を具体的に挙げることで
マリア検索図鑑の解説にしていきたいと考えています。