その土曜日、7時58分

お気に入り度 ★★★☆☆

こんな話

会計士のアンディは、金に困っている弟ハンクにある強盗計画を持ちかける。その対象は、郊外で両親が経営している宝石店だった。躊躇するハンクだが、内部をよく知っているし、保険がかけられているから誰も損をしないというアンディの言葉に乗せられて実行に移す。しかし予期せぬ事態が起こり・・・。

思ったこと

あわわ・・・ハンク(イーサン・ホーク)のヘタレっぷり狼狽っぷりが真に迫っていて、このような状況に陥っていないというだけで自分がものすごく幸せであるような気がしてきた。
追い詰められる緊張感、もう生きててもしょうがないという気持ちになって苦しい。
幼い実の娘にまで「ルーザー(負け犬)」と言われてしまう悲しさ・・・。
でもちゃんとした会社で働いているっぽいのにね?
離婚した妻に渡した部屋のローン、娘の養育費、自分が住んでいる部屋の家賃・・・と聞いただけでも大変そう。
「ホットドッグ代が払えるのか?」と言うアンディ、娘ダニエルに「ライオン・キング観劇の遠足に行っていいでしょ!?」とねだられて「パパに聞いてみなさい」と笑いながら言う元妻、みんなイヤミっぽくて意地悪だな〜!
こんなになるまで、相当ダメの実績を重ねてきたのだろうね・・・。
事件が起こってからのキョドリ具合は見ちゃおれない。

アンディ(フィリップ・シーモア・ホフマン)のゆがみっぷりもすごかった。
いかにも精神力の弱いハンクに強盗をやらせるのは明らかな人選ミスだと思うが、アンディの心の奥底では、両親のかわいい“ベイビー”が強盗という裏切り行為をするということに暗い悦びを感じていたのだろうか。
それもこれも幼い頃からの家族関係の根深さ・・・。
確かに全然似てない兄弟だよねぇ。
ハンクは確かにヘタレだけど、そこがかえって人から愛されたりもしそうだもんね。
「ハンクはかわいいから」というのは、ルックスと愛嬌を合わせてのことだと思うが、男でもそういうことを気にしたりするんだなぁ。

この人たち、不穏な話し合いを人いっぱいの店でけっこうカジュアルに行っているからヒヤヒヤ。
強盗で手に入る金の見込みは、1人あたり6万ドル。
日本円にして600万円程度でしょ・・・危険を犯すには合わない額のような気がするけど〜。
焦点のあたる人物がめまぐるしく入れ替わり、時間が行ったり来たりするの

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アメリカ映画
2009/05/25




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