ダブルライディング (7)

最近、千枝子は気づいた。

千枝子を見る宮崎さんの目が

冷たいということ。

何かしたかな??

と千枝子は考えるのだが、

何も心当たりがなかった。

もしかして、

電話応対がぎこちないのを

怒っているのか?

とまで考えていた。

それしか、ないような・・・。

事務所に堺さんと二人。

堺さんとは女の話を良くする。

恋バナとか、恋バナとか。

「市川さんと青井くんって仲良すぎだよね。」

「えっ?そんなに仲良く見えますか?」

「見えるわよ。

市川さんに彼氏がいるのがちょっと残念。

二人、お似合いだと思うのに。」

「青井さん・・・いじわるですよ。」

「でも、根は優しそうじゃない?」

「まぁ、そう思いますけど。」

「最近ね、私思ってたんだけど。」

堺さんは急に静かな声で話をする。

「宮崎さんって青井くんのこと、

好きなんじゃないかなぁって。」

「えぇ~っ!!!!」

「しーっ、市川さん静かに。」

「いや、びっくりしましたよ。」

「女の勘なんだけどね。」


宮崎さんが青井さんのことを・・・?


「あっ!!でも

青井さん、宮崎さんには優しいから

それもありえるかも。」

「でしょでしょ?」

「もしかして両思いかも。」

「いや、それは違うと思うのよ。」

「えっ??」

「なんとなくだけどね。

青井くんは市川さんのこと

好きなんじゃないかな?」

「それは絶対ありえないです!!」

「そう?私は二人にくっついてほしいけど。」

「それ勘じゃないんじゃないですか!!」

2008/11/26




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