コーチング・ワークショップ今回の参加者は30代が中心でした。
自信に溢れた営業マン、子育てと企業のフルタイム勤務を両立する人、子育てをしながら社会復帰を考え始めた人、派遣としてのキャリアを確実にアップしている人、家庭にいながら自己啓発に励む人。学者としての道へ邁進する人。
同じ30代を歩みながらも、それぞれの立ち位置は見事に多彩でした。
彼らから発せられた言葉の数々。「数字がすべてなんですよ!」、「私は一言で言えば冷たい女」、「職場では言われる前にそのことをクリアしていたい」などなど。
自信に満ち溢れているもの。あるレッテルを自分に貼ることで生き方を納得するもの。自分自身への高いハードルを課す者。
30代の元気はまぶしいほどです。それでいいのだと感じます。むしろそうであることは望ましいことです。
私自身の30代を振り返っても、私立高校の校長インタビュー記事を書いている頃は、長女をワゴン車に乗せて、その後部座席で宿題をやらせ、取材中は校庭で遊ばせていました。主婦業と、とりわけ密接であった夫の親との付き合いのために、原稿を書くのはいつも深夜。病気がちで学校を休むことの多かった子どもの受験勉強のために、朝は4時起きで、英語を教えていたこともあります。一体いつ寝ていたのでしょうか!?
30代の恐るべきパワーを支えているのは突っ走る力です。”30代は2倍生きてよし”というのが私の自論でもあります。
しかしそのエネルギー出力の源は、強い思い込みと、狭い視点であることにも、少しづつ気付いていかなければならない季節が近づいてきます。
40代に入ると誰にでも待ち受けている「トンネル」を通過しなければならないからです。それは親の介護であったり、自分自身の身体の変調であったり、子どもの教育問題であったりです。
結婚している人は、パートナーとの関係でおざなりにしてきたことが大きくクローズアップしてきます。結婚を選ばなかった人は、そのことへの答えを自分自身に突きつけられる季節でしょう。
「貸借対照表」は企業の経済指標のためだけでなく、人生の過ごし方、今流行のライフワークバランスシートでもあるのですね。
だからこそ30代を十分に語り、セルフイメージを確認し、なぜ自分がその位置に立っているのか、立とうとしているのかを認識しておくことは、後々重要な意味を持ちます。
コーチング・ワークショップが、彼らにとって自分自身を振り返り、十分に現状を認識し、そのことへの客観的視点を獲得する機会になれば、人生の先輩としての役割はひとつ達成です。
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