港の雨、朔太郎とバラ雨模様ではありましたが、横浜の、港の見える丘公園にある神奈川県立近代文学館に行ってみました。
同館では現在収集資料展として、『生誕百年記念 井上靖 展』 を開催しているのですが、私は、同時に開催されている常設展シリーズの『文学の森へ 神奈川と作家たち』のほうに興味がありました。
このシリーズは、全部で3部に分けて開催されるもので、現在展示されているのは、その第1部~夏目漱石から萩原朔太郎まで~というものです。
第1部・明治から関東大震災までの作家名は、夏目漱石、森鴎外、北村透谷、島崎藤村、国木田独歩、与謝野晶子、泉鏡花、武者小路実篤、志賀直哉、有島武郎、斉藤茂吉、高浜虚子、北原白秋、そして萩原朔太郎の14人です。
それぞれの作家の書簡や、自筆原稿、初版本などが展示され、神奈川との関連などをパネルで紹介する、という展示ですが、神奈川には文士の町・鎌倉、があるだけに日本の文壇を代表する錚々たる作家たちが顔を並べています。
私が今回入館した動機は、作家の中に、若い頃から好きな詩人「萩原朔太郎」の名前があったからです。
詩人・萩原朔太郎(1886年・明治19年~1942年・昭和17年)の作暦は、ざっと以下のようなものです。
群馬県前橋の裕福な医者の家に生まれる。親の期待に背き、中学卒業後の7年間、さまざまな学校で落第、中退、転校を繰り返し、西洋音楽と短
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