小粋な輸入史展・横浜美術館いつの世でも、人間の金儲けには多大の労苦と商魂、そしてその結果が付きまといます。今回、横浜美術館の、いわばサブ展示ともいえる『イリス150周年と近代日本と共に歩み続ける 或るドイツ商社の歴史展』(~6月7日)という、長い名前の展覧会を観て、そう思いました。
この表題にあるイリスとはドイツの商社の名称で、創設は1859年、という、いわば横浜開港と同時に発足し、現在まで150年営業し続けている商社です。
今回の横浜美術館の展示は、横浜開港した日に、居留地で最初に開業したドイツ商社『イリス』の事業の歴史を追いつつ、日本の近代化の歩みを辿る展覧会です。開港から現代に至る期間の『イリス商社』の日本への輸入品などを展示しつつ、横浜、日本の近代化の側面を見る、という、極めて面白い展覧会でした。
企画は横浜開港150周年に因んだということでしょうが、近代経済界の商社の動きという側面から、明治以降の輸入品を見る、というユニークなもので、横浜美術館の展覧会としては珍しいと思いました。
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