三つの人格

ある本に、三つの人格の話があった。この三つの人格を上手く操れる人ほど、駆け引きを有利に導く事ができると言う話。

人間はある状況や集合体の中でこの三つの人格を流動的に使い分けているという。例えば、道を歩いていて、すぐ近くで子供が転んだ。この時「助けてあげたい」と思うのが{親の心}、「自分で起きるまで見守ってやろう」と思うのが{大人の心}、特に何も考えずに、ただ「あ~転んだな」と思うのが{子供の心}であるらしい。

ビジネスや交渉の場では通常{大人の心}が現われる。提示された材料や条件を客観的に分析し、判断する。車を購入する場合なら、性能や他車との比較、サービスや値段を比較し、「この値段なら買おう」などと決めて行く。

ところが、お客はいつも{大人の心}だけで交渉に臨むとは限らない。すぐにムキになる人がセールスマンから、どうせお金が無いからこのランクの車は無理。と感じるような言葉を言われ、子供の心が顔を出し、馬鹿にするな!これぐらい買うことが出来る!と予定していたワンランク上の車を購入したり、ノルマがあって今月あと一台契約をどうしても結ばないと・・・と泣き付かれ親の心が出てきて同情から契約書に印鑑を押す人もいるはずである。

例題が車の売買だったけど、人と人の交渉の中で子供の心や親の心、大人の心が顔を出す。こうした人の心を引き出すのが上手い人。見極めるのが上手い人。操るのが上手い人。駆け引き上手・・・・少し、人間的にはいやらしいかも知れないが、ある意味、私は尊敬する。聞き上手・・・話し上手・・・どちらも兼ね揃えていると言う事でもある気がする。

ビジネスにおいても、親子に置いても、夫婦に置いても、恋人同士で置いても、相手は「人間」心を持つ「人」である以上、相手の心理を見極める事は重要だと思う。まぁ、そんな事ばかり考えてると疑い深い人間になってしまいそうだけどね。

映画・テレビ・書籍
2009/07/10




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