LESSON3 なぜハラスメントは起きるのか

「彼女との行為は、合意の下でした」

これはセクハラに代表されるハラスメント行為で告発される人間の多くが口にする言葉である。彼ら、もしくは彼女達の中では、罪を犯している、もしくは嫌がらせを行っていたという自覚がないケースのほうが圧倒的に多い。

なぜハラスメントが起きるのかを考えるときに、一番留意しなくてはいけない点は、「自分と他者の感覚や価値観の違い」である。

以下に、ハラスメントの原因となり得る要素を列挙しておく。

1.職場や学校においても性の観点、自己の固定概念から見がちなため。

2.性的な言動、自己愛的な言動の受け止め方が、男性/女性、もしくは自分/他者で同じだと思い込んでいる。

3.容姿、年齢、結婚、妊娠、恋愛経験、性体験等を話題にすることを嫌がる他者の存在に対する無頓着。

4.なにかと酒の席でコミュニケーションを取りたがる社会的、歴史的背景。

5.経営者自身が性差をもって人材を配置する現状。

6.ハラスメントに対する会社や学校の方針がある場合も、管理職や同僚に意識啓発が十分浸透していない。

第1章 ハラスメント
2005/12/31




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