白黒つけたがる。

特別根拠も無く
僕は人と争わない人間だと思っていた。
叔父には
「あいつは騙される事はあっても、
 騙す事はしない奴だ。」
と言われ、母親からは
「あんたは不器用な子やね。」
とあきれ顔で言われていたので
「あ〜、それで良いんだな。」
と勝手に思っていた。
争いごとよりも
誰もいない所に行く方が
気持ち良かったので
それでイイと思っていた。

ところが最近オセロにハマってしまった。

たかがゲームである。
白黒を挟んでひっくり返すゲームである。
授業中に先生の眼を盗んで
秘密裏に行われていたゲームである。

きっかけは五月changだった。
勝っていれば
そのまま通り抜けたであろう、その道で
僕はつまずいた。
負けたのである。

それからと言うもの
寝起きに一戦、就寝前に一戦と
勝手にノルマ的にこなしてきた。
しかし、勝てない。
レベル1でも勝てない。
やっと勝ってレベル2で対戦すると
一気に画面が一色に染まる。

こいつはかんなり手強い。
そして奥が深い。
いやむしろ僕が弱いだけか。
先が全く読めない。
こんなに想像力に乏しかったっけ?
そしてコンピューターと言う奴は
全く自我が無い。
ただただ計算のみで
次の一手を打ち込んで来る。

通常だと諦めてしまえば良いのだけれど
どういうわけか
今回はやり続けている。
悔しく思う事が快感にすらなりつつある。
どうした自分らしくない。
いや、これは仕方ない。
悔しいのだから、勝ちたいのだから。

こうして白と黒に翻弄されることが
最近の日課になっている。
他にやる事があるだろうに。


日記・コラム・つぶやき
2007/09/02




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