自信の在り方

 横浜マリノスは数年後に楽しみがあると思っている。テレビ観戦だったが、ナビスコ杯の広島戦、リーグの浦和戦、いずれもも若手の活躍めざましく、まだ荒削りながらもおもしろいパスサッカーをできるチームだと感じた。特に兵頭、狩野、山瀬と決定的なパスを出せて、しかもゴールも決められるMFが3人もいるのは大きい。
それだけ評価しているから、今のガンバとの力関係についてコンディション差やチームの勢い、ここ数年の対戦成績などを考慮に入れて考えると横浜にやや分があると思っていた。

 はたしてそのガンバ戦。前半は完全に横浜ペースだった。序盤はガンバが攻めるものの横浜のDFは崩れない。浦和戦でもそうだったが横浜はインターセプトの出足が鋭く、ダイレクトやワンタッチのパスをかなりの確率で引っかける。ガンバがボールを拾って二次攻撃を仕掛けても粘り強く応対しガンバの攻撃が切れるのを待つ。浦和に対しては30分掛かったこの作業をガンバ相手には20分で済ませて攻勢に転じる。

 ただこのゲームの横浜は坂田がベンチスタートで、ガンバとしてはこれに大きく助けられた。坂田のスピードで下平を狙われたら対応が難しい。また、兵頭もしくは狩野が中盤の下がり目にいないことでサイドチェンジが多くなく、それも助けられた部分だ。しかしそれでも中盤と前線が連動するプレッシングは鮮やかなもので、先制点が入る前のプレーだったと思うが、中盤のプレスに明神がたまらずボールを下げるとすかさずFWがDFにプレッシャーを掛け、同時に全体がするすると連動してラインを押し上げガンバをハーフコートに押し込んでしまった。先制の場面はゴール前で右から左に振られて最後は3列目から上がってきた松田に決められる。ピッチを横切るパスをつないでDFの首を振らせる横浜得意のパターンだ。

 ガンバはといえば、先制された後もうまくいかず、中盤でボールを回すというよりは回させられている状態で攻撃の組立ができない。横浜は6月無敗の成績から自信をつけているのかガンバに付け入る隙を与えない。ただ横浜は手を緩めたのか、先制点を奪った時間帯のような攻撃を仕掛けてこないため怖さはなく、後半に余裕を残す形で前半を終える。

 さて後半。ガンバはチョ・ジェジンに代えてルーカスを投入。バイタルエリア付近でのボールの収まりどころを作るための交代である。そして前半負けているときのガンバはいつもそうだが、いきなりの攻勢に出る。人を代え、フォーメーションを変えて相手が対応しきれない間に一気呵成に点を取ろうとの目論見だ。横浜としては対応完了するまでの10分~15分を耐え凌げばよかったのだろうが、若さが出たというべきか。

 同点のシーンは下平の頑張りに尽きる。ゴールラインぎりぎりで、田中にブロックされ

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Jリーグ
2009/07/01




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