17.団塊世代の奇妙な沈黙 <団塊世代へのエール②>「全歌集」刊行 道浦母都子さんに聞く
70年代の「全共闘世代」の青春を歌い、人気を得た歌集『無援の抒情』(80年)から25年、さらに歌人生活40年を記念して『道浦母都子全歌集』が河出書房新社から刊行された。またこのほど東京で開かれた「全歌集を祝う会」には、歌人ばかりでなく作家の津島佑子さん、立松和平さん、吉岡忍さん、歌詞を書いた歌手の都はるみさんら「団塊の世代」がかけつけた。戦後生まれの女性歌人の先頭を走ってきた道浦母都子さんに、短歌にかける新たな決意を聞いた。【酒井佐忠】
<ガス弾の匂い残れる黒髪を洗い梳(す)かして君に逢いゆく><明日あると信じて来たる屋上に旗となるまで立ちつくすべし>。政治と愛の季節に、道浦さん自身も強くかかわり、学園紛争の中で展開されるドラマチックな青春群像を歌った『無援の抒情』は、歌壇以外の人たちをも魅惑した鮮烈なデビュー歌集だった。
(1/4) 次»
カテゴリー一覧
最近のコメント
このブログを友達に教える