ウサギとブタとペットと家畜それは3年前のとある夏の暑い日。
妹がある日突然、実家にウサギを持ち込んだ。
そのとき、父は言ったそうだ。
「なんだそれ、食べるのか」
地元の人が作った歌に、
「うさぎおいしかのやま」っていう歌詞があるが、
あれは食べるためにウサギを追いかけているので
あるからして、食べるのが当たり前なんだ、と
父は言い、今でも実家に来て「ウサギかわいい!」
とかはしゃぐ輩に必ず言うのだ。
「食糧難になったら食べるんだ」と。
そんなことを言われて、いつもおびえているのであろうか。
そのウサギが、なんとも生意気で、家族に全くなつかない。
だっこしてやろうとすれば大暴れしてひとの手に
噛み付き、夜の散歩を終わらせて小屋に返そうと
しようものなら、手足をばたばたさせて最大限の
抵抗を試みる。
そんな生意気な態度に業を煮やしたのか、
時々、飼い主である妹すら、物騒なセリフを吐くのだ。
「そんなことしてると、食べてやるぞ」と。
こいつら、なんて残酷な生き物なんだ、と、
たまにしか実家にいない、半分部外者の私と
しては思うのだが、まぁ、生き物を飼うってことは、
ときどき喰ってやりたいくらい、大変なことなのであろう。
なんていう家族の情景を思い出したのが、
「ブタがいた教室」
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