つくれないソフトもあるいくらコンピュータが万能とは言っても作ることができないソフトも存在します。たとえば太平洋に何頭イルカがいるか?のように人間でも計算できないものはやはりコンピュータでもできません。また社会的にデータが明らかにできないような情報を必要とする物はやはりコンピュータといえど処理はできません。
このへんはまぁ当たり前の世界なのですが、問題なのは発注者もどうしたらよいかわからなくなってしまっているソフトの開発です。「とにかく作ってくれ」というソフトです。「今こんな感じになってて、データもめちゃくちゃでわからなくなっちゃった。なんとかしてくれ!」というソフトです。こういうソフトになると僕のようなソフトウエアプロデューサーでもかなり難関です。
なぜならこういう社内でも破綻している仕組みを単純にソフト化すると、ソフトを開発する前よりもむしろ手間がかかってしまったり、計算が合っているかどうかさえ、誰もわからないようなブラックボックスソフトになったりします。
こういったソフトは、まず社内の業務ロジックから開発しなければなりません。コンピュータに頼るよりまず社内整備から始めなければなりません。手作業で社内の仕組みをつくりそれが正しく機能するか検証してから開発を行います。これはソフト開発能力とコンサルティング能力の双方に高いスキルが必要です。
コンピュータは人間がやっていることを便利にすることはできても、人間ができないことはやはりコンピュータもできないと考えてください。
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