
早朝に瀋陽を出発し、鉄道に4時間揺られ、10時過ぎに小雪舞う長春の駅に着いた。気温は瀋陽よりさらに下がり-16℃。もはや全身の感覚がおかしくなっている。首から下げていたデジタルカメラもあまりの寒さに動かなくなってしまうほどであった(駅前のショッピングセンターで中国製のカメラを買った。さすがに寒い土地だけあってこちらのカメラは最後まで大丈夫だった)。
吉林省の省都長春。かつて満州国の首都も経験したこの都市の歴史は日本抜きでは語ることは出来ない。この町がすべて日本人の手によって設計されているからである。設計を担当したのは満鉄の初代総裁後藤新平とその設計担当の加藤与之吉であった。街づくりは道路から始まった。まず駅前から南に下る大通りをメインストリート