HELLSING10巻

 たまには漫画の話でも。

 Hellsing最終巻を読んだ。
 10年間追いかけてきた漫画がついに終わった。近頃はとんと漫画を読まなくなり、リアルタイムで追っかけてたのはコレだけかもしれない。

(以下ネタバレなので注意してください!)

「少佐が機械の体」というオチは、少佐というキャラクターが登場した瞬間から読めていた。
 往年の平野耕太ファンならば「少佐」イコール「モンティナ=マックス」という構図は自明中の自明であるから、当然のことだ。

 先がわかっていても、その瞬間を楽しみにしていた。
 このプロットをどのような演出で表現するのかを見たかったのだ。このあたり、クラシック音楽を聴く気持ちに通ずるものがある。

 だが、どうもうまく表現できていないような気がする。
 なにかこう、サラリと流してしまった感じで、消化不良の読後感が残ったのだ。

 少佐は絶対に人間でなければならなかった。

「世界を滅ぼそうとする不死の化物を率いるのは有限の命を持つ人間」

 というモチーフは「人間対怪物」を描く上では外せない。この代表作とも言えるのが岩明均の「寄生獣」である。
 平野耕太の頭の中には間違いなく「少佐=寄生獣の広川市長」の構図があった筈であり、最後の結末ではそれが意図的にトレースされている。ならば、もっと完全な形で表現されるべきであろう。

 これでは単なる劣化コピーとして終わってしまう・・・20年近い闘争の決着がこんな形でいいのだろうかと、いらぬお節介な考えが読後、脳裏を駆け巡った。

 ってな感じなんですけど、皆さんはどうだったでしょうかw

書籍・雑誌
2009/04/11




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