さよなら、フランソア

朝起きて、荷物をまとめ、食堂へ。関西空港までは、ホテルの送迎バスに乗って行きます。

自分の荷物は殆どないのですが、困ったのは、フランソアの菅笠と杖。考えて、宅配便で我が家に送ろうとしました。長いものと丸いもの、どうやっても一つにならなくて、フロントの人に手伝ってもらい、段ボール箱を二つも使い、ようやく何とか宅配便ぽい形に。送迎バスの発車時間ぎりぎりまで、ばたばたしました。

空港では、たっぷり時間があったので、しばらくまたおしゃべり。

「ほんとにRにはよくしてもらった。すごく感謝してる。今度はあなたがフランスを歩く番だね。ちゃんとアテンドするからね。」

そう、このアートプレイヤー巡礼(遍路)の旅は、交換プロジェクトなのです。この次は私がフランスからスペインへと続くコンポステッラの道を、巻貝を下げて歩く番。だけど...

自信がありません。歩く自信もないし、体力も心配だし、それにもう一つ、フランソアみたいにきれいに上手に写真が取れるかしら。小さなアート作品を作る自信はあるのです。でも、それを上手にカメラで撮る自信がない...

様々な心配をよそに、フランソアは2008年頃かな、などと言っています。どうなることやら。

そんなこんなでとうとう時間になり、

「じゃ、いつかまたどこかで、日本か、フランスか、オーストラリアで!」

フランソアはゲートの向こうに消えました。私たちのプロジェクト、「フランソアの遍路行」も、どうやら終わりそう。写真展をやりたいし、本にして出版したいけれど、それはまだもう少し先の話です。では、それまで皆様ごきげんよう!

文化・芸術
2006/10/09




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