オムレツ私の上司だった福助デスクが転勤になって
そろそろ1週間が経ちます。
福助デスクは礼儀正しく、かしこく要領が良くて
その上、明るくにぎやかな人柄でどんな人ともうまくやれるような人でした。
短気なところがたまに傷…
…くらいの私にとって本当に「良い上司」でした。
私は福助デスクが記者と話す電話から
文章のノウハウをよく学んでいました。
説教一つにしても学びどころがあるのがデスクの叱り方だった。
そんな福助デスクの昇進が決まり
編集から離れて本社勤務の話を聞いたときには
喜びはあるものの、寂しいやら悲しいやらで心境は複雑。
それは体の成長がお気に入りの洋服を
いつまでも着たままにさせてくれないことのよう。
それでも福助デスクにとってはきっと良いことなんだと
気持ちを切り替えるしかない。
寂しさがあふれる総局をあとに
福助デスクが本社に行く前日私は夢を見ました。
それは福助デスクが私に
ふわふわのオムレツを作ってくれる夢。
お腹をすかせた私の前にオムレツを置いて一言
「もう世話はできないから、次は自分で作るんやで」。
朝、会社に行くと新しいデスクがいました。
新しいデスクは優しい人だけど
今回のデスクは私にオムレツを作ってくれるのかどうかはこれからです。
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