一生の仕事~

夕べ遅くNRW州にある「小児緩和医療センター」の様子をテレビで放送していた。このセンターは小児だけを対象とする痛み緩和を目的としている。

症例は長期継続する痛みから頻繁に襲う激痛など、頭痛や複雑な神経痛、末期ガンの痛みまで、通常のPalliative医療中に比較して特に親の「精神ケア」に重点を置いていることがメルクマールである。これはフランスの例でも同じだったなぁ・・・・

小児緩和ケアが一般のケアから切り離されている理由は、親族への精神的ケアがとりわけ重要という考えに基づく。親たちの心理状態を軽減させる最強の薬は、子供が痛みを忘れて遊んでいること。。。子供の苦しみは親にとって、自分が死ぬより苦しいからだ。

子供が痛みを忘れる方法は薬だけではない。院長やスタッフは子供たちの痛みに付き添いながら、一緒になって遊ぶ。子供にセンサーを装着させ、PCのゲームを利用して心理状態を計測することも含まれる。動けない子がマウスを動かし始めると、すぐに体温が上がり、集中すればするほど目が生き生きしてくる。

子供たち同士で体を動かす遊びから、自分のできる範囲で楽しみを見つけることまで、スタッフのケアはアイディア満載だ。朝食は丸テーブルに皆一緒に集まる。食べられない子も楽しい団らんに参加できることが一つのイベントだ。

院長は言う;子供はいつの日かオモチャを手放し、食べることを断念し、例えばクリスマスや誕生日のお祝いを早めにして欲しいと言い出す。。。自分がそれまで生きられないことを予感し、確信し、心の中で死ぬ準備ができてくる。スタッフは死期を迎えた子供に、もはや気持ちを分かち合うことしかできず、一方、親へのケアが一層必要となる。

院長は、偶然に社会奉仕活動で小児のPalliathive-careを経験した。そこでの感動が、この道を選ぶきっかけとなった。今、この仕事が自分の天職だと思い、他の可能性など全く考えられないという。

私は院長の仕事に対するUeberzeugung が羨ましくなった。もう一度生まれ変われたらと思うけど、またおんなじだろうな~

日記・コラム・つぶやき
2009/06/09




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