虚像なんかじゃなかったんだ。

大沢樹生が自伝本を出した。(多少ネタバレ気味な内容になるかもしれないので、まだ知りたくない方は読まないで下さい)

どうなることかと不安だったが、実際に読んでみると、思っていたよりも普通だった。普通という言い方はヘンかもしれないが、個人的に『ほっとした』という感想が正直なところ。彼のことだから、もっと気取った本になり、本意とは違う表現になってしまうのではないかと勝手に心配していたのだが、人間らしくもあり、やはり大沢樹生らしくもあり、何ヶ所がグッときた場面もあった。また、彼がグループ時代のことをどのように文章に残すのかもファンとしては不安であったが、結果的には私の勝手な心配は必要なかったと、個人的に思う。

解散後のメンバーの行動や、自伝本なりインタビューなりを読むたびにいつも思うのだが、メンバー7人に共通する、ある時期に『元・光GENJI』という肩書きでもはや呪縛にも似た苦しみを味わう感覚は、いったいなんなのだろう。呪縛といっても、Jの圧力とかそういう現実的な意味ではなくて、自分が『元・光GENJI』であるということに嫌悪に似た感じさえ漂わせ、必死に過去の自分を否定しようとする心理のことで、多かれ少なかれ、メンバー全員に共通してあったように思う。そしてさらに、現在はその呪縛からほとんどのメンバーが開放され、自分で自分を受け入れ認めることを恥じなくなった気がする。この流れは、やはり年齢的なものなのだろうか。語り出したら、とてもじゃないがここには書ききれないぐらいなので書かないでおくが、そんなメンバーの心理ごと、私は光GENJIが好きなのかもしれないなぁ・・・と、最近は思ったりもする。

自伝本とはいえ、写真集っぽい写真が数枚載っていた。彼の、『大事な人の名前を己の体に刻み込む』という昔からの行動は個人的にはあまり趣味の良いものではないと思っておりますが、左胸に彫ったのは彼なりの決意表明みたいなものなのであろうと、それさえもやはり大沢樹生らしいと思ってしまう、身についた20年越えのファンの悲しい性。ちなみにものすごく余計なお世話だが、肩に刻まれていた『M&M』のタトゥーは、現在はいったいどうなっているのだろう・・・。

自伝本といえば、諸星和己も自伝本を出しているが、この2冊を比較して読んでみると大変に興味深い。特に、諸星和己の自伝本はフィクションも混ざっている形態であり、なおかつ諸星和己の性格からして、話がおもしろおかしく拡大されていることは当然なのでどこまでが真実かは掴みづらいが、2冊の中で共通して一致するエピソードは少なくとも真実であったということになる。果たして肉まんは買いに行ったのかどうかはわからないが、テレビ局前に集合して直談判に行った話は真実だったようだ(大沢樹生が

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2008/11/26




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