山形県警 堀金本部長県警は8日、山形署地域課の巡査長笹原裕司容疑者(41)を道路交通法違反(酒気帯び)の容疑で現行犯逮捕した。昨年4月には県警地域課の元警部補が、今年5月には県警警備2課の元警部補が、飲酒運転で逮捕されたばかり。危機管理のあり方に詳しい有識者は「これまでの対策に効果はなかった」としている。
捜査関係者によると、笹原容疑者は8日午前0時半頃、山形市七日町の市道で、呼気1リットル当たりアルコール0・25ミリ・グラム前後が検出され、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。
駐車していた乗用車に接触する事故を起こし発覚。そのまま走り去ったため、目撃した代行車の運転手が追いかけ、停止させた。笹原容疑者は7日は非番で、約5時間にわたって同市内の飲食店で焼酎を飲んだ後、帰宅する途中だった。調べに対し「酒を飲んで運転したことは間違いありません」などと供述している。
乗用車をぶつけられた女性(35)によると、笹原容疑者は事故直後、「修理代として5万円出します」と謝り、代行会社の男性が「酒飲んでるだろ」というと、「はい」と認めた上で「クビになります」などと話したという。
事件を受け、県警の朝烏博之首席監察官は8日、記者会見で「警察官が、1か月あまりの間に2度もこのような事件を起こしたことは、誠に遺憾」とコメント。また、堀金雅男本部長は県議会予算特別委員会で「県民に対し、申し訳ない」と謝罪した。
県警は、5月の逮捕後、各所属長による注意喚起などを行い、飲酒する場合は車で出勤しない、翌日まで鍵を当直などに預けるなどの対策を講じていた。
企業コンプライアンスに詳しい名城大の郷原信郎教授(54)は「(1か月あまりという)短い間隔は、とても考えられない。大きな批判を呼ぶことはわかっているはず。全国的に見ても認識が甘い」と指摘し、「組織全体の姿勢が外部から問われる。禁止を徹底するだけでなく、飲酒運転がいかに危険か、個人の心の中に認識させるような対策が求められる」と話した。![]()
県議会予算特別委
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