EXCEEDⅡ reading2

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翌日、その音楽家は僕たちのキャンプに到着した。僕たちはミルクティーを入れて彼を歓迎した。その後、フースの儀式が行われた。母ラクダと白い赤ん坊ラクダを砂漠に連れ出した。音楽家は母ラクダのこぶに馬頭琴をかけた。家族はみな何が起こるのか見守った。僕には馬頭琴が風を受けてかすかな音を立てているように思えた。

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しばらくして音楽家は母ラクダから馬頭琴をおろした。母が歌いながら母ラクダの首筋をさすっているあいだ、彼は馬頭琴を弾いた。彼らはゆっくりと甘い歌を弾き、歌った。まるで母ラクダに「もうお前は母なんだ。赤ん坊の面倒を見なければいけない。」と言っているかのようだった。母ラクダは聞いているように見えた。奇妙なことに、彼女の目から涙がこぼれ始めた。彼女は泣いているのだった!赤ん坊ラクダはゆっくり母ラクダに近づいていった。彼女は赤ん坊を見つめ、においをかぎ、自分の下に押し込んだ。ついに母ラクダは自分の赤ん坊を受け入れたのだった!

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EXCEEDⅡ 08
2008/07/11




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