CROWNⅡ Reading2

クラウンⅡ reading2

Hearts and Hands

デンバーで大勢の旅行者が東に向かう急行列車に乗り込んできた。車両の一つにきれいな服を着た若くてとてもかわいい女の子が座っていた。彼女は裕福らしい物腰をしていて、旅慣れた旅行者であるように見えた。たった今乗り込んできた乗客の中に二人の男がいた。一人は若くてハンサムでいい服を着た、強い個性の持ち主と見えた。もう一人はもう少し年配で、悲しそうな顔つきとがっちりした体型をしていて、かなりみすぼらしい服を着ていた。二人は互いに手錠でつながれていた。

二人が車両を通り抜けてみると、残されていた席はあの若くてかわいい女の子の向かいだけだった。二人はそこに座った。若い女の子は一瞬、何気ない様子で彼らのほうを見た。すると彼女の顔が愛らしい笑顔でぱっと輝いた。彼女は小さな手を差し出した。その張りのある甘い声から、話しをするとき相手が自分に注意を向けることを期待しているのは明らかだった。

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CROWNⅡ 08
2008/05/18




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