備前焼の色

 梅雨らしく今日も蒸し暑い日だった。朝から降っていた雨は午後には上がったが、変わりに湿気が全身にまとわり付く様な蒸し暑い空気に包まれている。

 そんな中でも、姉たちの陶芸教室の生徒さんは熱心だ。主は動くのも嫌なのに、みな熱心に轆轤を回している。さすがに「パワーが違う」と脱帽である。

 さて、備前に余り詳しくない人は、備前の色は「鉄のように黒い」と思っている人が多い。

 しかし、今まで「備前落柿窯作品集」にアップしている作品を見ていただければ、「備前の色は多種多彩である」というのがわかっていただけるだろう。黒、赤、白、黄、茶、紫蘇、青、グレー等々の色が微妙に絡み合って現れる。釉薬をかけない焼締め陶だからこそなせる業だ。

 今夜は、ちょっと面白い肌の作品をアップしたい。色合いも不思議に思われるだろう。

 備前に詳しい人には説明は要らない。一目瞭然である。

 詳しく無い人は、不思議に思われるかもしれないが、これは胡麻だ。

 普通、胡麻は黄色だが温度が高いと白く変化することがある。それがこれ。その上、胡麻が溶けていないところもあるから、榎肌の様にになっている。珍しい焼成だ。

 備前は奥が深い。それだけに虜になると病みつきになるから注意しよう。

陶芸
2009/07/08




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