夏は文庫本で青春にかえる今年も夏が来た!と感じるのは、書店にお薦めの文庫本のキャンペーンがはじまるのを見る時だ。「読書の秋」というけれど、最近は夏の文庫本フェアのほうに出版各社は力を入れている。もともとは中学生、高校生の夏休みの読書感想文をねらった企画であったが、サラリーマンや主婦にもそのターゲットは広がってきた。社会人も夏は昔読んだ名作をもう一度読み返して、青春にかえる気分であろうか。そして各出版社から小冊子がでている。店頭でタダで貰えるのでいつしかむかしのものが何冊も本箱にあった。「発見、夏の百冊」「海と山と太陽と一冊、理沙のオススメ」「角川文庫の名作150完全カタログ」。宮沢りえの「新潮文庫の百冊」(1991年)の内容は充実している。山田太一・鷺沢萌の対談「そこにはいつも本があった」、小川洋子のエッセイ「夜の高田馬場」などを掲載している。夏休みから読書をはじめてみようか。女優をモデルにして本を宣伝するのは、河出書房などの全集ブームの頃からあった。しかし文庫本のキャンペーンは何時から始まったか正確には知らない。1970年代の半ば頃にはあったような気がする。
昭和42年頃のカラー版日本文学全集
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