グロ注意 ケダモノの王3 ~ショタアレルヤ輸送艦での日々より~…終わりは、呆気無かった。
彼の乾いた唇も、土気色の頬も、落ちくぼんだ目も、何一つ変わりは無かったけれど、
赤く赤く染まったスモックと、自らの口内の、甘く芳しい彩りが、全てを物語って…
―――あ、あああぁああぁあぁあ…―――
「…よぉアレルヤ、おはようさん♪」
―――顎が動くのを感じる、僕が動かしているワケでは無いけど、でも美味しく感じているのは僕?いやちがうこれは僕じゃない!―――
―――あぁ彼が口の中でグチャグチャに、美味しい、とろけそうに甘い、違う違う!ぼくはケダモノなんかじゃないんだから!―――
―――友達なのに!!だいじな人なのに!あぁ!なのに!なのに…友達なのに、こんなにも―――
嚥下した…その途端に体が喜びを得るのを感じた。
その瞬間、彼はアレルヤでもハレルヤでも無かった。
ただただ、体の求めに応じて、喜びを吐き出す。
―――あああああああああああぁぁぁーー~~!!―――
「あぁ、美味いよなぁ…」
体も、心も、穢れたのがわかった。
…アレルヤは呆然と、ハレルヤが行う解体作業を見つめていた。
腹から胸にかけて、実に手早く、嬉々として作業を進めていく。
…しかし、それも自らが綿密に計画した結果なのかもしれない。
自分も心の何処かで、この結末を望んでいたのかもしれないと思うと、気分が重く沈んでいくのを感じた。
―――………?―――
視界の端で、何か動く物を見た気がして、アレルヤはそちらに意識を向けた。
…彼の唇が弧を描き、笑みの形を取っている。
喜びと感謝に満ちた眼が、こちらを見すえていた。
―――あぁ、君は、こうなる事が幸せだったんだね―――
獣の王のように、大事な者達に殉じ、永遠を生きる。
それが彼の望みであったのか。
―――…でも、そんな眼で見ないでくれよ…僕は卑しい獣に過ぎなかった…気高い貴方とは違う―――
幸いな事に、涙は流せた。
涙で視界を滲ませて、その視線から逃げるようにして。
アレルヤは、意識を埋没させた。
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