SちゃんSちゃんは、一年生の時に同じクラスで、よく遊んでいた女の子。
ももとの相性が悪く、ももの2次障碍が酷くなる原因のひとつが、
Sちゃんの悪気のない意地悪であった。
ももは、その場では我慢するものの、「遊ぶ約束をしたのに、
簡単に目の前で他の友達に乗り換える」
「3人で遊ぶと、いつもいじめのターゲットにされて、自分だけ、
何を言っても、ダメー!と否定される仲間はずれにされる」
「せっかくとったドッチボールの玉を、ももちゃんは投げないで!
下手糞だから!と奪い取られる」等々、
毎日のようにももは泣かされて帰ってきてた。
まあ、相手も幼いし、それだけならば、見て見ぬふりをしつつ、
見守るだけだったんだけど、ある日を境に、もものフラッシュバックが
酷くなって、Sちゃんを攻撃しはじめたので、致し方なく距離をとらせていた。
Sちゃんは、社会性は目立って?な部分はないが、
簡単なことばがわからない、ルールが呑み込めない様子だった。
それ故、宿題をまったくやっていかず(昔のパパみたいだ、、、)
皆の前で、先生に叱られていると、ももに聞いていた。
他のママ達が、Sちゃんの話を聞いて、宿題もやらないなんて
ありえないと話していたが、
私は、やらない、、、ではなく、やれない、どうやって勉強すればいいのか
わからないから、やらないにしちゃってるように思えていた。
3年生になり、また同じクラスになって、ももはSちゃんと遊ぶようになった。
昔のSちゃんと違って、今は、特別意地悪な事も言わないし、
目立つ幼さもなくなって、落ちついたように見える。
一年生の時のように、絶えず、Sちゃんの悪気ない意地悪に
誰かが泣いて、帰るような事もなく、平和に遊んでいる。
今日は、Sちゃんが、塾の宿題を持って来ていた。
一年生の漢字から、復習しているそうだ。
Sちゃんいわく、「ママが、私が0点ばっかりとってくるから、塾に
入りなさいって言ったの」と教えてくれた。
一年生用のノートに漢字のお手本が書かれている。
書き順はめちゃくちゃ、自信がないので、小さな字、バランスがばらばらで、
ひとつの漢字が3つくらいに分離している。とめ、はねがわからない、、、等々、
少し前のももそっくり。
「それ繰り返し書くの?」
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