デートの定番 映画鑑賞久しぶりに、ゆっくりデートできる事になった。
夕方待ち合わせ、迎えに来てくれた先生の車でシネコンへ向かう。
先生が見たいと言っていた映画
『私は貝になりたい』の開始時間がちょうどいい感じで、
デート向きな映画ではないけど、それを見る事にした。
「お席はどこになさいますか?」
あたしたちが一番乗りで、席は選び放題。
「どこにする?」
「どこでも」
「じゃあペアシートで」
涼しい顔で言う先生の言に、ちょっとドッキリする。
こんなにガラガラなのに、あえてすみっこのペアシート。
実はあたしもそこがいいとは思ったけど、
ちょっと恥ずかしくて言えなかったのに。
先生にコーヒーと山盛りポップコーンを買って貰って、指定シートへ。
「先生やらしいよねぇ」
「なにが?どうかした?」
先生はこういう時にも、絶対ニヤついたりしない。
言ってるあたしの方がおかしいみたいな、毅然とさえ言っていい態度。
普段の先生を見てたら、
実はこんな変態だなんて1ミクロンも想像できない。
先生はあたしの肩を抱き寄せ、優しくキスをした。
物音に時々ドキッとしながら、ディープなキス。
軟らかで、とろけるキス。
照明が落ち、先生の行動はエスカレートしていく。
「ねぇ先生、ダメだって」
「なんで?」
「なんでじゃないよ!他にお客いるじゃん!」
小声で抗議し、先生の手を払う。
この年の瀬に映画を見ようなんて人は余りいないらしく、
観客は私たち以外には3組だけ。
それにしたって、無人ではない。
5mくらい離れた並びにもカップルが一組。
先生の手は巧妙に服の下に滑り込む。
本当にいつも感心する仕事の早さ。
本編が始まったら、まさかやめるだろうと思いきや、
先生は次の行動に移った。
あろうことか、パンツをごそごそと脱ぎ出した。
「先生!おかしいって!」
先生は涼しい顔のまま、股間にあたしの顔を押し付けた
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