当直室の夜は更けて寒さに目が覚める。
先生を起こすのがしのびなく、しばらく我慢。
先生の腕を触ると、あたし同様ひんやりしている。
このままでは風邪を引いてしまう。
あたしが身体を起こすと、先生も目を開けた。
「どうしたの」
「寒い」
時は8時。
起きたついでに、夕食にする。
イマイチな寿司とプリンを食べて腹を満たす。
「これおいしい」
プリン好きな先生のために吟味して選んだプリン。
寿司は無言で食べたくせに、相変わらず正直なプリンフェチ。
先生宅の引越しの日が決まったという。
前回引っ越しの話を聞いた時、あたしは結構ショックだった。
今はわりと近いけど、引越し先は今より大分遠くなる。
今みたいに、わずかな隙間時間に会う事は難しくなる。
職場が変わるから仕方ないけれど、それより、
決まるまで何も教えてもらえなかったのがショックだった。
それがあたしたちの関係と言えば、それまでの事だけど、なんだか胸が痛い。
暖房がきいてきて、腹も満たされて、自然眠くなる。
再び並んで横になる。
まどろみながら、たわいのない会話。
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