無施肥栽培の豆パワーを知っている和菓子屋があった!

 多摩地区のある会場で開催された「物産見本市」でちょっとした試食から「おや?この味は何とも言えぬ満足感がある!」と足を止めて話を聞かせて頂いたのが、「花奴」さんでした。

正しくは商号を武蔵野菓子舗「花奴」といい長井製菓が製造・販売を展開しています。創業は昭和28年といいますから、私の生まれた歳と同じです。実はこの花奴さんが使っている素材を聞いてびっくりしたのが正直なところ関心を持った始まりです。それは、北海道北見市で無施肥栽培をしている秋場さんの「銀手亡豆」を使っているからです。銀手亡は「まぼろしの隠元豆」ともいわれ昔の味を求めて和菓子屋さんが探し歩くほど貴重な豆だという。この豆を使っているというのですから先ずビックリ!後日直接工場を訪ねてみました。

それから二週間ほどした平日の水曜日に突然お伺いしてしまったにもかかわらず、快く対応して下さった常務の鶴水さんにいろいろな話を聞くことが出来ました。「花奴」のモットーが記された「しおり」にはこう書かれています。

「1953年創業時より まずは健康な土と水から良質なものが生まれると志し、主原料を①農薬や化学肥料を使わない国内産を中心として、②化学的な添加物も使わず、お菓子作りを追求してまいりました。そして今、③土からこだわった生産者の皆様のご協力をいただき、④安心で確かな美味しさの素材に出会うことが出来ました。そんなすばらしい素材を与えられ、⑤熟練した職人たちの妥協のない挑戦によって「花奴」のお菓子は生まれております。…略。店主」   (アンダーラインと番号は筆者記入)

①については最初にも記したように無施肥料栽培を実践されている自然栽培の生産者です。自然栽培とはより天然に近い環境作りによって作物が本来の免疫性をはたらかせて病気、害虫にも強さを発揮していけるように整えてあげる方法。有機農法でも有機質の肥料も与えすぎたら、人間で例えれば生活習慣病をまねく。野山の実の成る木々は肥料を与えられなくとも自力で育つ。そのような環境を参考にして、肥料に頼らず植物同士が共生し合う環境を目指している。

②和菓子とはもともと自然の持つ素材の生かし方が優れた技と文化です。大量生産するために均一な素材や加工し易さが優先され、日持ちさせるために自然素材にふさわしくないものを使い始めた結果、老舗の処でも添加物などは使っている昨今です。花奴さんは良い素材に重点を置いて作られてい

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グルメ・クッキング
2008/09/23




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