「サントリーホール」 久しぶりにサントリーホールに「上京」し、若手のショパンを聞いた。幕間の休憩では、カウンターで500円のコーヒーと共に、1500円のグラス・シャンパンが結構出ていた。ヨーロッパのオペラハウスのようだ。安いチケットでサントリーホールの雰囲気を楽しもうという客層がシャンパンを楽しもうということになるようだ。しかし、公演後、CDを買ってアーティストのサインをもらうという列が1000人となったということで、真夏の夜、ホールの外から駐車場まで1時間も並ばされた。チケット業者が安いチケットの見返りとしてサインをえさにCDを買わせる風潮が最近あり、ピアノを習っている子供達がそれにつられるので仕方なく並ぶ親達も多いが、ホールからは締め出しを食い、待ち時間の情報も与えられず、よそ行きドレスを汗まみれにしながら待つのは本当に腹立たしい。資本主義の原点を見た思いがした。
町田や橋本の市営ホールには華やかではないが優しさがある。中村紘子さんが町田市民ホールで公演されたとき、元ボーリング場を改装したホールは異常にステージと客席が接近しているらしいが、聴衆の敏感な反応を捉えて大御所が喜んで大サービスをしてくださったことが思い出される。サイン会も市の職員が仲介して温かみのある交流の場となった。
このような優しさこそがフットパスに必要なのだ。
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