光輝く天空よ-DVDオペラ「イオランタ」(チャイコフスキー)

アンデルセンの童話である 戯曲「レネ王の娘」 を基に、盲目の姫・イオランタが強い意識化によって異なった次元に覚醒していくオペラ映画。

演技者と歌い手は分かれており発声の勉強には用を得ないが、「暗闇を纏っていれば自然界は不変~♪」など、訳詞(一柳 冨美子さん)が大変哲学的で、複数回見聞きすることで理解が深まっていく言語世界だ。

イオランタに恋をした騎士ヴォデモンが彼女を連れ出す自然界を背景に、互いの世界を認知しあい、求め合い、共鳴し、共存する場面が秀逸。

父であるレネ王の一人娘に対する懊悩と愛情は暖かく深いバスで表現されている。 日本でのオペラ上演は限られているようだが、舞台で観てみたいロマンチックで純化されたチャイコフスキー 音楽だ。

1963年リガ・フィルム 歌劇「イオランタ」映画版 

文化・芸術 | 音楽
2009/07/01




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