最後の灯火。

通常、普通に生きてるヒトの
酸素の数値ご存知でしょうか?

救急車に乗って搬送される患者さんの指に
はまってる小さな器具知ってますか?
その器具が数値を計ってくれます。

正常数値が95ぐらい。

その数値が、昼過ぎ時点で85でした。
酸素マスクをつけてです。

夕方になると78に。

そこから夜にかけて70〜75を行ったり来たり。

ノドにつまったねっばこい痰をとるための吸引は
酸素マスクをずらすので
当然、数値が落ち込みます。

60まで落ちて、危険を感じました。

病人も辛いだろうし、吸引は負担がかかるので
痰があがってこない薬を投入し様子をみることに。
横になっているカラダの向きや首の向きを変えると
少し呼吸がしやすくなった様子。

気持ち安心してうつらうつらしかけてたら
ポンポンと肩をたたかれ看護士さんをみると

「娘さんを呼んであげてください」・・・と。

深夜3時半、彼女がかけつけてしばらくすると
酸素数値が85まで戻ったのです。

すごい!この調子だとまだがんばれるかも!

って思った矢先
少しづつ血圧が低下していきました。
脈の数もどんどん減っていき
またもや酸素の数値がどんどん下がって行きました。

最後は測定不能になり
心拍数もなくなり
眠るようにおだやかな顔で
最期の時をむかえました。

5月16日朝、6時53分。
父親が旅立ちました。

あと二日で、77回目のお誕生日だったのに。

その後、嵐のような2日間を経て
葬儀のあと、看護士をしている従姉妹が話してくれました。


最期の時を迎えるその数時間前に
最期の生命力をふりしぼる瞬間があるそうです。

父親の場合は、85まで酸素の数値を戻したときでしょう。
ワタシの娘イコール、彼の孫がかけつけたから
がんばったんだと思います。きっと。

よくがんばったね。
おじいしゃん。

もう、ゆっくりやすんでね。

心と体
2009/05/20




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