窮鼠

今年は例年よりもずっと忙しかった。

俺の生活の中心はやっぱりチェリーブロッサムハイスクールなわけで、俺が忙しない気持ちで一年を過ごしたということは、チェリーという存在もまた、ブルブルと生命が蠢いた一年だったんだろう。

■1月 
なんと言ってもワークショップ。6月公演の「その夏、13月」のオーディションを兼ねて。
後にチェリーメンバーとなる山咲、武蔵、モエ、トミマルと出合った。
こんなこと言うのもなんだが、この3日間はものすごく楽しかった。
いい予感しかしなかった。

出演者の選考では吐きそうになるぐらい胃が痛かった。

■2月
「アキストゼネコ」の初稿を一週間で書く。
事情あってかなり切羽詰った状況だった。追い詰められた時、自分の本質の中の本質しか描けない。この初稿はチェリーの台本ではなく、俺個人の本になってしまった。
お蔵入り。

■3月
イチゴ狩りに行く。

■4月
チェリーの面子プラス、カグミさんと一緒に名古屋へ日帰り旅行。荒川出演の舞台観劇を兼ねて。野田さんがワンボックスを運転。高速で300km/hくらい出してた気がする。

■5月
「その夏、13月」構想。稽古開始。
OPムービーのためにロケ。イオリアパートメントhttp://www.iori-apartment.com/top/top1.htmlとの出合い!出合いっつうか、邂逅。
いい予感しかしない割りには逆回転というアイディアが作家的自殺にしか思えない。
なんとか予感だけで乗り切る。

■6月
初旬、「その夏、13月」脱稿。
ダルカラhttp://www.dcpop.org/がオールナイト公演を試みるとのことで、稽古後、面白がって泥酔で駆けつける。
深夜に酔って観劇なんて!作品も素晴らしく、数年ぶりにロックンロール気分に浸る。
下旬、稽古最終日に急に寂しくなって泣く。
本番。

■7月
初頭、引き続き本番。
「13月」は個人的にも好きな作品。っつうか自分とこの作品は全部好きなんだけど。
これは「愛おしい」作品。
以前に自殺した友人へ捧ぐ意味もあったし、彼はどう思ったんだろうな。どうも思ってないよな、死んでるんだから。

終わってから改めて、死を思う。メメント・モリ。

■8月
上旬、是枝監督の「歩いても歩いても」を観る。
その場で小栗アカデミー全部門受賞決定。感動しすぎた。
「ありがとう是枝監督。」と思い、
スクリーンに向かっての

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ホルマリン日誌
2008/12/31




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