帰ってこない18日に留置所から出てくるはずのカナちゃんから、連絡が無い。
18日に裁判なんだけど、相手が「執行猶予でいいですよ」
のサインをくれたから出てこられるって、ウタちゃんに聞いたのに
結局ウタちゃんにも私にも、連絡は無い。
出られるって、嘘だったのかなー。
カナちゃんは、小さい頃親に捨てられて施設に入り
13年間もそこで育った。
美人の少年で、施設の職員に性的虐待を受けていて
その事と関連が有るのか無いのか・・・
無いはずはないんだけど
大人になってから、ゲイになった。
カナちゃんのお母さんは、お盆にもお正月にも
いつも「迎えにいくからね」と言っては
一度も彼を迎えに来なかった。
だから、基本的に彼(彼女)は人を信用していなくって
馬鹿みたいな嘘を、平気でたくさんつく子だった。
お金のこと、家のこと、仕事のこと
後で相方のウタちゃんに聞いてから、
なんのためにそんな下らない嘘つくん?
って思うことがたくさんたくさんあった。
ウタちゃんは「別に意味なんてないんじゃない」
って、さらっとかわしてた。
本当に意味わかんない。
だけどカナちゃんはとってもとっても優しくて
9年間一緒に暮らしてたチワワをすごく大切にしていて
留置所に入った後も、私が面会に行くたんびに
ずっとチワワの心配ばかりしていた。
ハウスで出会ってからは、毎日のように一緒にご飯を食べ
一緒に通勤したり、たまに買い物に行ったり
自転車に二人乗りして帰ったり、
もう、普通の男女だったらとっくにどうにかなってるよねえー。
なんて、笑いながらマッサージごっこしたりした。
誰の事も信用していないのにすごく寂しがりやで
「僕ゲイじゃなかったら、もうとっくに結婚してただろうなー」
が口癖だった。
そんなカナちゃんが可愛くって、じゃあ、私がお母さんになるから
お金をためて、カナとウタと私とチワワで、家族になろうね★
って言ってた矢先の出来事。
お部屋で留守番していた私とチワワに
「これから帰るよ♪」
のメールのあと、カナちゃんは警察に捕まった。
そんな事人生で初めてだったし、私は正直すごく迷ったんだけど
お母さんに迎えに来てもらえなかった、小さいカナちゃんの事を考えると
どうしても放っておけなくて
毎週一度は面会に行った。
留置所でも
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