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 金に困ることはもうなかった。ただリタリンの量だけがどんどん増えていった。飲み始めたころは半日くらいもった効き目が、今では2時間もしないで切れてしまう。薬が切れると、とにかくダルい。死にたくなるくらいにダルい。息が出来なくなって、手足がすごく冷たくなる。ほんとにこのまま死んじゃうんじゃないかって思うくらい。ダルいから、また飲む。2週間分の薬は3日でなくなった。平山に頼んでも、量を増やしてはくれなかった。

 あたしは気力だけでウリを続けていた。部屋で1人寝ていると、どうしようもない不安に襲われる。そのくらいなら、ハゲでもデブでもいいから誰かと一緒にいたかった。

小説
2009/01/18




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